5月23日、男子ATPツアーのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ)シングルス3回戦。第2シードのR・ナダル(スペイン)は第13シードのF・フォニュイーニ(イタリア)に4-6, 6-7 (6-8)のストレートで敗れ、勝率9割で圧倒的な強さを放つ赤土のコートで早期敗退の波乱が起きた。
第1セット両者サービスキープで続くが、第10ゲームでナダルはブレークを許し第1セットを落とす。
第2セット第1ゲームでナダルはブレークに成功するが、第2ゲームでブレークを許す。第3ゲームで2度目のブレークに成功するが、第8ゲームでブレイクバックされる。
第9ゲームで3度目のブレークに成功するが第10ゲーム、ナダルのスマッシュをフォアハンドで返すフォニュイーニのスーパーショットで再び追いつかれる。
タイブレークに入り、ナダルは2ポイント目でローボレーをミスしミニブレークを許すと、次のポイントではフォニュイーニにフォアハンドを決められ0-3にされる。ナダルが1ポイントを返すが9ポイント目で再びミニブレークされ、4-6となりフォニュイーニにマッチポイントが訪れる。ナダルは6-6としのぐが、最後はフォアハンドがアウトとなり2時間1分で敗退。
先日行われたモンテカルロ・マスターズでN・ジョコビッチ(セルビア)に準決勝で敗れるも復調の兆しを見せていたが、勝率9割を誇る赤土のコートで早期敗退を喫し、未だ本来の調子を取り戻せていないようである。
全仏オープンで完全復活を狙うには、この後のムチュア・マドリッド・オープン、BNLイタリア国際がその正念場のステージとなる。
F・フォニュイーニ(イタリア)のHot Shot
There were three breaks of serve in the first four games of the second set, which saw Nadal take a 3-1 lead. But Fognini maintained his composure to fight back. He took a 6/3 lead in the tie-break, but Nadal recovered to 6/6 before mis-timing a forehand to gift his opponent a fourth match point. The match lasted two hours.