８月２５日から開幕の全米オープンに、前年度チャンピオンで世界No.2のラファエル・ナダル（スペイン）が、右手首の怪我で欠場する決断を下したことを、フェイスブックで明らかにした。

「これまで出場した３年連続で決勝の舞台に進出していた大会である全米オープンに今年は出場出来なくなってしまった事を残念ながらお知らせしなければなりません。」

「ファンからの声援や、ナイトマッチなどなど沢山の思い出がある大好きな大会への欠場を決断した今、自分が辛い時間を過ごしている事をきっと理解してくれている事でしょう。この状況を受け入れる以外には、今は何も自分に出来る事はありません。今はただ、またコートに戻った時に最高のプレーが出来るために全力を尽くす事しか出来ません。」

このfacebookの文章には彼のとても辛い気持ちが素直に綴られている。怪我に対しては、何もできないもどかしさが、すべてに全力で立ち向かう彼のプレイスタイルと重なり合い、切なくなる。