■こんにちは、田中信弥です。
今日の「新テニスのヒント!」は・・・
「“馴染み” はいいけど、“慣れ” は駄目!」
という題材でお贈りします。
■解説:
「“慣れ”は怖い!」ということです。
例えば、「劇的な成果を手に入れたい」と願います。
達成します。
すると、「もっと劇的な成果を手に入れたい」となるのです。
これは、一見すると、更なる成長を求めているため、良さそうに感じます。
ですが、どんなに偉大な選手でも、どんなに素晴らしい会社でも、
レベルが上がれば上がるほど成長曲線は鈍化しますから、
劇的な成長ばかりに“慣れ”ていると、ちっちゃな成長を褒めることが
できなくなり、結果、努力が続かなくなってしまうという危険性を
はらんでいるのです。
今日、「“馴染み” はいいけど、“慣れ” は駄目!」
ということを憶えてください。
そして。
劇的な成長に“慣れ”てしまうと、小さな成長に満足できない自分を生みだし、
自己否定を始めることがあることにも留意してください。
大事なのは、そこに正しくいること。
つまり、“馴染み”なのです。
追伸:
ナダル選手等、世界トップ選手を見てください。
デビューしたての“ランキングなし”から、ランキングトップに躍り出るのは、
劇的な成長です。
その後、ランキングトップを守ることは、
数字上で言えば劇的ではなくなります。
ですが、ランキングトップを守るために、たゆまぬ努力、
小さな成長を続けます。
これが、そこに正しくいること、“馴染み”です。
劇的な成長を果たした後でも、たゆまぬ努力、小さな成長を続ける彼らに、
真の賞賛を贈りつつ、我々も“馴染み”ましょう。
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■「新テニスのヒント!」は・・・
元オリンピック強化スタッフ・元日本代表コーチ、ベストセラー著者でもある
田中信弥が、言語を通し、あなたのテニスに革命を起こして頂くために、
不定期でお届けしています。(毎日の配信ではありません。)
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