第5シードの錦織圭とベンジャミン・ベッカー(ドイツ)の男子シングルス3回戦が大会6日目の29日に行われる予定だったが、ベッカーが右肩の怪我により棄権。これにより、錦織は予想外で2年ぶりのベスト16進出が決まった。
B・ベッカーは、2回戦では第32シードのF・ベルダスコ(スペイン)を6-4, 0-6, 1-6, 7-5, 10-8のフルセットの末に勝利したが、ベルダスコとの大接戦のハードな戦いは33歳の体に大きな負担をかけたようである。
錦織は、大会初のベスト8進出をかける4回戦でL・ロソル(チェコ共和国)とT・ガバシュビリ(ロシア)の勝者と対戦する。
3回戦が無くなったことにより、体の負担は減るが3日間のあいだ、試合感をキープする工夫が必要となり、難しい調整を強いられることとなる。