プロプレイヤーの試合後のインタビューで、「自分のテニス」が出来た、出来なかった、あるいはさせてもらえなかったということはよく聞く言葉です。
テニスのゲームは相手がいるスポーツですから、そう簡単に自分のテニスをさせてもらえないわけですが、果たして「自分のテニス」とは何でしょうか?岩淵聡氏は書籍「テニス メンタル強化メソッド」で一つのキーワードを提示しています。
自分のテニスができたときはメンタルも最高の状態なので勝つ確率が高いと思います。
ここでキーワードとなるのが、「身の丈にあったテニス」という言葉です。
自分のことがわかっていて、相手のこともわかっていれば、いろいろな外的要素に囚われることなく自分のテニスに集中することができます。
たとえば、相手がこちらの弱点のバックハンドを突いてネットに出てきたとします。クロスの返すことは出来ても、ダウン・ザ・ラインにパスを抜く自信はありません。
この場合、「身の丈にあったテニス」を第一に考えれば無理矢理ダウン・ザ・ラインのパスを打つ必要はありません。クロスのパスで十分です。
できることをやっていれば、ネットを越すボールを打っただけで相手がミスをしれくれるかもしれません。
どんな相手と対戦しても力む必要はありません。それが、自分のテニスをするということです。
自分のテニスとは、「自分の得意なショット生かして自分の得意なパターンに持ち込むこと」なのです。
あなたは、自分の得意なショット、苦手なショット、弱点をすべて知っていますか。一度棚卸しをするのもよいですね。
参考図書:岩淵聡「テニス メンタル強化メソッド」