5月16日、BNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)男子シングルス・ボトムハーフ準決勝。
第2シードのR・フェデラー(スイス)が第8シードのS・パブリンカ(スイス)を6-4, 6-2のストレート勝利、2連覇を狙う第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と決勝で対戦する。
S・パブリンカはフェデラーから過去17戦して2勝を上げているクレーコートで、しかもクレーキングのR・ナダルを準々決勝で第4シードのR・ナダル(スペイン)を撃破し、波に乗って望んだ準決勝ゆえに残念な結果となった。
第1セット第2ゲーム、40-15でフェデラーはフォアハンドを2本連続ミス、パブリンカにブレークを許してそのまま3ゲーム連取される。しかし、第5ゲームでブレークバックに成功、第6ゲームをサービスキープし、ゲームカウントを3-3にし、イーブンに戻す。
第8ゲーム、フェデラーがすんなりとサービスキープ。第9ゲームでフェデラーは2度目のブレークポイントでショットをコーナーいっぱいに決めて第1セットを先取。
第2セット第3ゲームでフェデラーがブレークに成功。第5ゲームでは2本連続でバックハンドのリターンエースを決め、2度目のブレークに成功しパブリンカに1度もブレークチャンスを与えないまま、54分で勝利した。
この試合結果によって、シード通りの組み合わせとなり、決勝で第1シードのジョコビッチと対戦する。
フェデラーとジョコビッチは、過去38度対戦しており、フェデラーはジョコビッチとの通算対戦成績は20勝18敗、クレーコートでは4勝3敗と一つ勝ち越している。
しかし、この3月のBNPパリバ・オープン男子決勝では、ジョコビッチにフルセットの末に敗れ、2年連続の準優勝となって苦杯を舐めている。