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フェデラーが波乱の敗者に、2001年以来の全豪3回戦敗退



1月23日、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン)男子シングルス3回戦。
第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)は世界ランク46位のA・セッピ(イタリア)に4-6、6-7 (5-7)、 6-4、6-7 (5-7)で敗れる波乱が起き、2001年以来14年ぶりの全豪オープン3回戦敗退となった。

この試合、フェデラーはフォアハンドストロークに精彩さを欠いて第1セットから苦戦し、第2セットでもタイブレークに突入すると先にミニブレークに成功するが、終盤で追いつかれ、フェデラーらしからぬジャッジミスも重なり、セットを連続で失う。

第3セットではフェデラーが第3ゲームで先にブレークに成功し、セッピにブレークチャンスを与えずに1セット取り返した。

第4セットでは両者ブレークチャンスが無いまま試合が進み、タイブレークまで戦いが続く。
タイブレークに入り、フェデラーは1ポイント目でミニブレークに成功し先行するが、6ポイント目でダブルフォルトを犯し3-3とされる。

結果、11ポイント目でセッピがウィナーを決め、セッピにマッチポイントが訪れると、12ポイント目にネットに出たフェデラーがアウトと判断したセッピのフォアハンドがコーナーに落ち、ピリオド。

両者の対戦は11度目、フェデラーはセッピに10勝1敗とし、初めてフェデラーが敗れた。

勝利したセッピは4回戦でM・ジャジーリ(チュニジア)に勝利したN・キリオス(オーストラリア)と対戦する。

フェデラーが全豪オープン3回戦敗退とするのは2001年以来14年ぶりのこととなったが、とてつもない記録であることは間違いない。

試合後の会見でフェデラーは「バッド・デイだった」とコメントし、「第2セットのタイブレークがどれほど大事かわかっていたから、それを失ったのはきつかった。」
「コート上に影がある中でプレーするの楽じゃないけどお互い様だ。とにかく残念な敗戦だったよ。」と試合について答えた。

S・ボレッリ(イタリア)との2回戦、右手小指の違和感の影響については語らなかったが、錦織圭との再戦を期待していた多くのテニスファンをがっかりさせた、番狂わせな試合でもあった。


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