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【新テニスのヒント!】錦織圭選手が、クレーコートで3回連続サービス&ボレーをした理由!

■こんにちは、田中信弥です。

今日の「新テニスのヒント!」は・・・

「錦織圭選手が、クレーコートで3回連続サービス&ボレーをした理由!」

という題材でお贈りします。

■解説:

惜しくも準優勝に終わりながらも、世界最高峰の評価を得た先週の錦織圭選手。

そのスペインは、マドリッド大会準々決勝ロペス戦で、

「さすが、世界から評価される選手は、一味も二味も違う!」

というプレーを披露してくれました。

クレーコートでありながら、自分のプレースタイルでないにも関わらず、

6-3 4-3で錦織圭選手リードという、一番緊迫した場面におき、

何とデュースコートで3連続サービス&ボレーを選択したのです。

なぜ、錦織圭選手は、“それ”を選んだのでしょう?

もちろん、複数のファクターがあるので、たった一つに答えを決めては

いけませんが、中でも大きな理由は・・・

          ↓

1・「大事な局面のため、返球第一!」のリターンが来ることを想定できた。

(強烈なリターンが飛んでこないことがわかっているなら、

サービス&ボレーが有利に働くと考えた。)

2・左利きのロペス選手に、デュースコートワイドへのスライスサービスを

打つと、コートの外からバックハンドリターンを打たすことができるため、

返球されてきたボールを、いきなりオープンコートに打つことができると

考えた。

そして・・・何と言っても、何と言っても凄いのが・・・

「えっ? この局面で、ストローカーの錦織圭選手がサービス&ボレー?」

(第一ポイント)

「えっ? また・・・」(第三ポイント)

「もう、してこないだろう! うっ、うそっ、今度もか。」(第五ポイント)

このように、ロペス選手の予測裏をことごとくかくことを

考えられたからです。

今日、そのとき、そのときの、状況判断を的確にできる人が、

切羽詰まった最後の最後を取り切ることが出来ることを知ってください。

そして、選択肢がたくさんある中、

適切な環境認識(状況、相手の心理、自らができること等)の元、

最終選択を行うことが、現場で結果につながることも憶えておいてください。

追伸1:

ちなみに。

第一ポイントは、ロペス選手がスライスリターンをミス。

第三ポイントは、フラットのリターンで錦織圭選手がファーストボレーミス。

第五ポイントは、正確なファーストボレーでパスミスを誘い出しました。

特筆すべきは、第五ポイント。

30-30の場面であり、第三ポイントではミスをさせられていたにも関わらず、

三度サービス&ボレーを敢行。

ここに、錦織圭選手が人とは違うセンスを持っていることが現れています。

追伸2:

このような視点で、あなたのテニスを見つめ直すと、

「今までの負け試合にも、勝てる試合がたくさんあった!」

ことに気づかれるのではないでしょうか。

追伸3:

遅くはありません。

今からトライし続けてください。

必ず、結果が出始めますから。

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■「新テニスのヒント!」は・・・

元オリンピック強化スタッフ・元日本代表コーチ、ベストセラー著者でもある

田中信弥が、言語を通し、あなたのテニスに革命を起こして頂くために、

不定期でお届けしています。(毎日の配信ではありません。)

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