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■「新テニスのヒント!」は・・・
元オリンピック強化スタッフ・元日本代表コーチ、ベストセラー著者でもある
田中信弥が、言語を通し、あなたのテニスに革命を起こして頂くために、
不定期でお届けしています。(毎日の配信ではありません。)
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■こんにちは、田中信弥です。
今日の「新テニスのヒント!」は・・・
「なぜ、試合になるとサービスが入らないのか?パート2」
という題材でお贈りします。
■解説:
前回。
しっかり打つことよりも、ボールをコートに入れたい欲求が上回るとき、
試合でサービスが入らなくなることをお知らせしました。
(あくまでも、試合でサービスが入らなくなる一つの理由では
ありますが。)
今日はこの問題を、さらに深堀します。
ボールをコートに入れたい欲求が強くなると、
どういう現象が起こるでしょう?
それは・・・
「もっと高いところで打たなければ・・・」と無意識に思い、
上げたトスを追いかけるように打ちに行ったり、
運動連鎖から生まれる自然発生的なジャンプではなく、
意識的に発生させた不必要なジャンプをすることで、
土台をグラつかせた中でサービスを打つ。
こんな、もったいない現象となります。
今日、試合でサービスが入らなくなったら・・・
1・トスを少しだけ後ろに上げる。
(前に上がったトスを、土台を崩しながら追いかけて打たないように
するため。)
2・ジャンプしないで打つ。
(股関節をロックし、土台をしっかりさせた中で打つため。)
3・打点を少し落として打つ。
(正しい位置で、肩を使えるようにするため。)
この3つを試してみてください。
そして、すでにご承知のこととは存じますが、
「サービスは、高いところから打ちつけると入る!」
というありえない幻想を、絶対、試合中に持たないでください。
追伸:
ボールを打ちにいくとき、ラケットヘッドはお尻の位置から上がってくる
ため、ベクトルが下から上であることは明白です。
サービスは、下から上に打つのです。
(たとえその後、振り下ろす動作があったとしても。)