■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■「新テニスのヒント!」は・・・
元オリンピック強化スタッフ・元日本代表コーチ、ベストセラー著者でもある
田中信弥が、言語を通し、あなたのテニスに革命を起こして頂くために、
不定期でお届けしています。(毎日の配信ではありません。)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■こんにちは、田中信弥です。
今日の「新テニスのヒント!」は・・・
「才能と努力は、どのように扱うべきか?」
という題材でお贈りします。
■解説:
私は運動能力がありません。
「ある!」ような顔をして過ごしてきましたが、
学校体育の数値を見れば一目瞭然。
“なかった”のです。
小学生のころは、まだ良かったです。
中学、高校と、年齢を重ねるたびに、周りの学生に比べて
数値が落ちていきました。
また、身長も低いです。
小学生の途中までは、後ろから数えた方が早かったのですが、
「えっ? 世界中のプロの中でも、一番低いのでは・・・」
ということに、大人になったとき気づいたのです。
ですから・・・
「才能を5段階評価で表せば、どう贔屓目にみても1か2。」
ただ・・・
「下手な横好きが高じ、努力(?)だけは、4~5くらいあった!」
ということで、帳尻合わせができたのです。
(合宿中、食事の席にまでラケットを持ち込み、「頭がおかしい!」とまで
言われながら、ご飯をかきこみ素振りを続けたことも、
今は懐かしい思い出です。)
今日、結果を残すには、才能と努力の掛け算が大事であることを
知ってください。
そして、多くの場合、それほど大きな才能には恵まれないので、
下手な横好き(=努力)を極めることでしか、最高の上達を実現できない
側面があることを憶えておいてください。
追伸:
「練習、練習、また練習!」という言葉は、子供の頃に習いましたが、
残念ながら、それではある程度までしか上手くなりません。
「学んで練習、学んで練習、まだまだ学んで練習!」
つまり、質の高い練習(含むトレーニング等)だけが才能のなさを補い、
少しばかり他の方をしのぐ、好結果を手に入れることができるのです。