8月11日、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)男子シングルス3回戦。
第4シードの錦織圭が世界ランク121位のA・マーティン(スロバキア)を6-2, 6-2のストレートで破り、8強に進出。2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)に続いて五輪2大会連続のベスト8進出を果たし、日本テニス96年ぶりのメダル獲得に一歩前進した。
この試合は、雨による悪天候の影響で10日から11日へ順延されたもの。錦織は終始、試合の主導権を握り、1ブレークを許すものの、A・マーティンに一方的に勝利する。
楽勝した反動として、懸念されるのは、準々決勝であたる第6シード、世界ランク11位のG・モンフィス(フランス)でレベルが一気にアップすることである。
モンフィスは、第9シードのM・チリッチ(クロアチア)を6-7 (6-8), 6-3, 6-4の逆転で下して8強入りして、錦織との対戦が決まった。
両者は今回が3度目の対戦で、過去は錦織の2連勝。今年のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)準々決勝ではマッチポイントをしのぎ、錦織が逆転で勝利した。
今シーズンのモンフィスは、4月のモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッド クレー、ATP1000)でマスターズ初の決勝進出、7月のシティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)では約2年半ぶりのツアー優勝を果たし、好調をキープしてリオオリンピックに参戦。
メダルを狙う錦織にとって、危険な対戦相手で、その身体能力は並外れている。
錦織 2 6-2
6-2
-0 マルティン
第2セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 T 計 錦 織 ○ ○ ○ ● ○ ● 6 マルテ ○ ○ 2 ○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク
第8ゲーム ジュースからマルティンのミスでマッチポイント。最後もマルティンのミスで錦織が第2セットも奪い準々決勝進出を決めた
第7ゲーム ジュースに持ち込まれるも錦織キープ
第6ゲーム 30-40から錦織がブレーク
第5ゲーム 40-30から錦織がキープ
第4ゲーム 40-15からマルティンがキープ
第3ゲーム 30-15から錦織がダブルフォルトも、なんとかキープ
第2ゲーム マルティンがキープ
第1ゲーム 40-15からジュースに持ち込まれるも錦織キープ
第1セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 T 計 錦 織 ○ ● ○ ● ○ ● 6 マルテ ● ○ 2 ○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク
第8ゲーム 錦織が15-40からブレーク、第1セットを先取
第7ゲーム ジュースに持ち込まれるも錦織キープ
第6ゲーム 30-40からマルティンのダブルフォルトで錦織がブレーク
第5ゲーム 錦織がラブゲームでキープ
第4ゲーム 40-30からマルティンがキープ
第3ゲーム 30-40からマルティンがブレークバック
第2ゲーム 錦織がブレーク
第1ゲーム 錦織のサーブで試合開始。錦織がサーブで崩してキープ