8月6日、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)シングルス1回戦。
第4シードの錦織圭が世界ランク33位のA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)に6-2, 6-4の一度もサービスゲームを落とさないストレート勝利で、初戦突破を果たした。
第1セットは錦織がラモス=ヴィノラのミスに乗じ、大事なところでリターン返し先取。第2セットは両者のサービスキープが続いたが第9ゲームでギアアップ、ブレークに成功、次のサービスゲームで勝利を決めて、対戦成績を4勝1敗とした。
錦織は、試合後のインタビューで「足も動いた。プレーの感覚がすごく良かった」と語った。
2回戦では世界ランク75位のJ・ミルマン(オーストラリア)と初顔合わせの対戦をする。
ボトムハーフの錦織は、上位シード勢が順当に勝ち進んだ場合、3回戦で第13シードのP・コールシュライバー(ドイツ)、準々決勝で第6シードのG・モンフィス(フランス)か第9シードのM・チリッチ(クロアチア)、準決勝で第2シードのA・マレー(英国)と対戦する予定。
トップハーフの第1シードN・ジョコビッチは、ロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得したJ・M・デル=ポトロと1回戦で対戦。そして、同じトップハーフには第3シードのナダルがいる。
また、トップ10のR・フェデラー(スイス)、S・ワウリンカ(スイス)、M・ラオニチ(カナダ)、T・ベルディヒ(チェコ共和国)、D・ティエム(オーストリア)はオリンピックを欠場している。
錦織は、2012年のロンドン・オリンピックでD・フェレール(スペイン)らを破り、日本男子シングルスで原田武一以来88年ぶりベスト8進出を果たすが、準々決勝ではJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗退。
今回は、準決勝でA・マレーに勝利すれば、日本テニス96年ぶりのメダル獲得となる。
錦織 1 6-2
6-40 ラモス 第2セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 T 計 錦 織 ○ ○ ○ ○ ◎ ○ 6 ラモス ○ ○ ○ ○ 4 ○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
【第10ゲーム】 錦織のサーブ。40-15から最後はラモスのショットが外れ、錦織がキープ。貫禄のストレート勝ちでメダル獲得へ上々のスタートを切った
【第8ゲーム】 錦織のサーブ。40-15からラモスのショットがネットにかかり、錦織がキープ
【第9ゲーム】 ラモスのサーブ。2度のジュースの末、最後はラモスのショットがネットにかかり、錦織がブレーク。均衡をを破り、何度もこぶしを振る
【第8ゲーム】 錦織がサービスゲームをキープ
【第7ゲーム】 ラモスがサービスゲームをラブゲームでキープ
【第6ゲーム】 錦織のサーブ。40-30から、最後はラモスのショットがネットにかかり、錦織がキープ
【第5ゲーム】 ラモスがサービスゲームをキープ
【第4ゲーム】 錦織がサービスゲームをキープ
【第3ゲーム】 ラモスがサービスゲームをキープ
【第2ゲーム】 錦織のサーブ。自らのサーブがコートを叩きラケットを落とすも、あきらめずにラケットを拾い最初のポイントを奪う。錦織がラブゲームでキープ
【第1ゲーム】 ラモスがサービスゲームをキープ
第1セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 T 計 錦 織 ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ 6 ラモス ○ ○ 2 ○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
【第8ゲーム】 錦織のサーブ。2度のジュースの末、最後はラモスのショットが外れ、錦織がキープし第1セットを先取
【第7ゲーム】 ラモスのサーブ。錦織が0-40とリード。1ポイントを返されるが、最後はフォアハンドの逆クロスを決めた錦織が2度目のブレーク。小さくこぶしを握りしめる
【第6ゲーム】 錦織のサーブ。バックハンドのストレートをラインぎりぎりに決め15-0とリード。40-0から最後はドロップショットを決め、錦織が負けじとラブゲームでキープ
【第5ゲーム】 ラモスがサービスゲームをラブゲームでキープ
【第4ゲーム】 錦織のサーブ。15-30から3連続ポイントを奪い錦織がキープ
【第3ゲーム】 ラモスのサーブ。錦織が0-40とリード。最後はラモスのショットがネットにかかり、錦織がラブゲームでブレークに成功
【第2ゲーム】 錦織のサーブ。40-0からバックハンドのクロスを決め錦織がラブゲームでキープ
【第1ゲーム】 ラモスのサーブで試合開始。ラモスがキープ
【試合前】 リオは快晴。錦織は赤のシャツに白い帽子姿で登場