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錦織 圭、王者ナダルへ7度目の挑戦も叶わず、悔しい準優勝<ムチュア・マドリッド・オープン男子>

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5月11日、ムチュア・マドリッド・オープン男子シングルス決勝。
第10シードの錦織圭は第1シードのラファエル・ナダルに6-2,4-6,0-3と第3セット、第3ゲーム終了時点で途中棄権を申し入れ試合終了となり、準優勝にとどまった。試合時間は1時間42分。

試合後のインタビューでは「最後まで試合が出来なくて申し訳ありませんでした。」とコメント。

ナダルとの対戦成績を0勝7敗とされたが、今年の全豪オープンでは大接戦を繰り広げ、今回の対戦では勝利を目前とした。
確かにクレーのナダルと決勝で戦うには、肉体的にその代償が大きすぎるかもしれないが、世界のトップ5に入るには、避けて通れない関門でもある。5時間コートの上で戦える体力と強靱な肉体がなければ、体格の良い外国人選手に対して日本人選手は互角になれない。
テニスとは、かくも過酷なスポーツであり、ナダルやジョコビッチとの戦いは格闘技の様相をうっすらと帯びてくる。

<ゲーム展開>
第1セット、錦織はナダルにギアを上げさせない戦略に徹し、2度のブレークに成功、最後はサービスエースを決め36分で第1セットを経済的に奪取。
特に第5ゲームでポイントを決めたラリー勝負では、拾いまくるナダルに対し、左右に振り回し、圧巻の展開をみせた。

第2セット、ナダルのサービスゲームでスタート、このゲーム3度目のブレークに成功し、序盤からリードに成功。

第2ゲーム以降、ナダルが0-40と3度のブレークチャンスをつかむなど優位に立つが錦織が粘り、両者サービスゲームをキープ。

第7ゲーム終了後、錦織圭は腰のマッサージを要求しその後の試合に備えた。

第8ゲーム、錦織はナダルの2度のブレークチャンスを凌ぐが、最後は錦織のフォアがネットにかかったボールがアウトになり、ナダルにブレークバックを許す。錦織の動きが鈍くなる。

第9ゲーム、ナダルがラブゲームでサービスキープ、錦織はメディカルタイムアウトを要求。

第10ゲーム、錦織が体幹を使ったショットを使えず、ボールがアウト、ナダルにブレークを許し第2セットを奪われる。

第3セット、第1ゲームナダルはラブゲームでサービスゲームをキープ。

錦織は歯をくいしばってプレーを続けたが、動く事が出来なくなってしまい、第3ゲーム終了後、途中棄権を申し入れ試合終了。

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