R・ガスケ(フランス)が第4シードのD・フェレール(スペイン)を6-3、6-1 4-6、2-6、6-3のフルセットで破り、2007年以来となるグランドスラムのベスト4に進出。
最初の2セットを奪ったガスケは、フェレールに第3、第4セットを取り返えされ、追い上げたられたが、第5セットでは再びギアを上げ、第5ゲームのフェレールの致命的なダブルフォールトもありブレイク、第6ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチで決める。
およそ3時間半の試合で、ガスケは21本の片手バックハンドウィナーを記録。 ガスケの強烈なスピンは高いところにラケットをセットして、スイング距離を長くとり、ボールを下から上へとこすり上げるもの。
ガスケの次の対戦相手はラファエル・ナダル。ナダルのあの高く弾むエッグボールに対してどう対応するかがポイントとなる。
現代テニスは両手バックハンドが主流。しかし、全仏でもベスト16のプレイヤーのうち8名がシングルハンド。今回の全米テニスでも、ユーズニー、ワウリンカ、ロブレド、ガスケと4名がシングルハンドいうように復権の兆しが現れている。
それにしても、このガスケのスカッとしたバックハンドは、片手バックハンドの魅力をさらに加速させてくれる。