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♡F・ペンネッタが親友から受けた「Brava(素晴らしい)」の意味。


今、フラビア・ペンネッタ(イタリア)は31歳にして今年最後のグランドスラム準決勝の戦いを控えている。彼女のテニス人生にとっては41回目のグランドスラム。

ペンネッタは2009年にイタリア女子として初めてトップ10選手になったプレイヤー。しかし、2012年8月から今年の2月まではツアーを離脱し、その間にランキングは166位まで下降。復帰してからも3勝7敗という戦績。

今回の全米オープンはノーシード。ランキングは83位。だが、そんな彼女が大会が始まると、彼女は5試合続けてストレート勝ちで勝ち進み、第4シードのエラーニ、第21シードのS・ハレプ(ルーマニア)、第27シードで2004年の全米チャンピオンでもあるS・クズネツォワ(ロシア)そして、準々決勝の第10シード、ロベルタ・ビンチ(イタリア)の4人のシード選手を駆逐してきた。

ビンチは、ペンネッタの親友であり、かつてのダブルスパートナーでもあった。お互いのことを熟知し、また、彼女たちがまだ10歳の頃から、何度も戦ってもきた関係だという。

この準々決勝でのビンチは精彩を欠き、28本ものアンフォーストエラーを犯し、ネットプレーを仕掛けるも34回中18回しかポイントできず。

反対にペンネッタは、ただ自分のテニスをする事に集中し、攻撃的なテニスを展開。うまく歯車がかみ合い、6-4, 6-1のストレートで制し、自身初のグランドスラムでのベスト4進出を果たした。

試合の最後、ペンネッタとビンチはお互いにネット越しに抱きあい健闘を讃えた。その時、ビンチはペンネッタに「Brava(素晴らしい)」と言ったのだという。

それはペンネッタが数々の怪我に泣かされ、昨年の手首の手術後の苦しいリハビリを乗り越え、激しい練習とトレーニングを積み復帰したことを讃えた親友の心からの賞賛の言葉であった。

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