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N・ジョコビッチ、R・フェデラーにストレート勝利、4連覇の金字塔!(ATPワールド・ツアーファイナルズ 2015)

11月22日、ATPワールド・ツアーファイナルズ(イギリス/ロンドン)シングルス決勝戦。
第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのR・フェデラー(スイス)を6-3, 6-4のストレートで下し、史上初となる4連覇の快挙を達成し、大会5度目の優勝を飾った。

第1セット、第1、第2とお互いにブレークチャンスを与えながらも、キープするが第3ゲームでフェデラーからミスを誘い出したジョコビッチが先にブレークに成功。
その後は両者サービスキープを続けるが、第9ゲームでジョコビッチがブレークに成功し、第1セットを先取。

第2セット、ジョコビッチは安定感のあるテニスでフェデラーにブレークを許さず、両者サービスキープを続ける。第8ゲームでフェデラーは0-40に追い詰められるが、なんとかキープに成功するが、第10ゲームで痛恨のダブルフォルトを犯し、ジョコビッチに凱歌が上がる。

17日に行われた予選ラウンドロビンでは、フェデラーは多彩なショットでジョコビッチのミスを多く引き出した。しかし、この決勝ではフェデラーらしからぬ凡ミスが目立ち、十分な安定感を見せるストロークでさえ15本のミスを犯し、トータルで31本のミスを重ねた。
ナダルとの準決勝で見せた鉄壁ともいえる守備のジョコビッチがそこにいた。

試合後のインタビューでフェデラーは「もうちょっと試合の序盤で良いサービスを打てていたらと思う。そして彼(ジョコビッチ)のセカンドサービスでも、もっと良いプレーが出来ていたらとも思うが、彼がそうさせてくれなかった。」と語ったが、トップ選手同士の戦いは、その「ちょっと」の差は1ブレークとなり、敗者となる。

錦織圭とR・フェデラーの最終セットを思い出す。最終セットの第3ゲーム、3つのブレークポイントがありながら取りこぼした錦織に対して、フェデラーは第4ゲームの一度のチャンスをものした。

きっと「勝負どころ」という言葉が、適切に当てはまるのであろう。トップランカー同士の戦いは、一段違う次元でさらに厳しいものである。
しかし、それはトップと対戦できたから、わかること。錦織圭の2年連続ファイナルズ出場は、来季への大きな糧となった。

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