8月22日、W&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ)シングルス準決勝。
第2シードのR・フェデラー(スイス)がロジャー・カップ優勝で勢いに乗る第3シードのA・マレー(イングランド)に6-4, 7-6 (8-6)のストレートで勝利。2005・2007・2009・2010・2012・2014年に続き、大会7度目の優勝と2連覇に王手をかけた。
フェデラーは、この大会で1度もブレークされていない安定力のあるサービスで、リターン巧者のマレーにも1度もブレークチャンスを与えずに完璧なサービスゲームを展開。
リターンではドロップショットや鮮やかなネットプレーでマレーを翻弄し、優位にゲームを展開し、ストレートで決勝進出を決めた。今回の対戦でフェデラーは対マレー戦を14勝11敗とした。
決勝では第1シードで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは今大会で優勝するとマスターズ9大会制覇の「キャリア・ゴールデンマスターズ」という偉業達成となる。
今大会でフェデラーは大会7度目の優勝と2連覇に加え、今季5勝目とキャリア通算87度目のタイトル獲得を目指す。
この試合、第2セットの第10ゲームでフェデラーが放ったショットがATP男子ツアー公式サイトの「Hot Shot」として動画がアップされている・
伸びのあるスライスショットをサービスライン付近へ放つ。これに対し、フットワークに定評のあるマレーもボールに触ることすら出来なかった。