3月31日、男子テニスのマスターズ大会、マイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)シングルス4回戦。第4シードの錦織圭は第18シードのD・ゴフィン(ベルギー)を6-1, 6-2のストレートで破り、2年連続の準々決勝(ベスト8)進出を決めた。
練習では顔を合わせているが、今両者は回が初めての対戦。
D・ゴフィンは、2012年の全仏オープンでラッキールーザー(欠場者が出たために繰り上げとなって本戦出場)し、4回戦まで勝ち進む快進撃を見せ、4回戦でR・フェデラー(スイス)と接戦を繰り広げて敗れるが、注目を集めた錦織圭と同世代のプレイヤー。
錦織のサービスからの第1セット、第4ゲームで錦織がロングラリーを制し、1度のチャンスでブレークに成功。
さらに第6ゲーム、2度目のチャンスで錦織がフォアハンドのダウンザラインを決めて2度目のブレークに成功。
そして第7ゲーム、バックハンドの完全なるダウンザラインを決めて錦織が第1セットを先取。
第2セットの第2ゲーム、錦織は左右に揺さぶる展開で攻めるが、ゴフィンがあのフェデラー戦で見せたような粘りを見せて先にブレークされる。
次の第3ゲーム、錦織がストローク戦からブレークバックに成功。
第5ゲーム、錦織がゴファンの逆をつくショットを決め、2度目のブレークに成功しリード。
第7ゲームでは、ゴフィンにブレークチャンスを与えるがデュースに持ち込み、最後は武器であるバックハンドのウィナーでベスト8進出を決めた。
準々決勝で錦織は、第5シードのM・ラオニッチ(カナダ)と第22シードのJ・イズナー(アメリカ)の勝者と対戦する。どちらにしてもビッグサーバーの難敵である。