3月22日、ATPマスターズ大会、BNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ)シングルス決勝、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)を6-3、 6-7 (5-7)、 6-2のフルセットで下し、大会2連覇4度目の優勝を果たし、通算50勝目を上げた。
昨年のファイナルと同じ顔合わせとなった、ジョコビッチは第1セットを完璧な形でとり、第2セットも先にブレークし、そのまま勝利を手にするかに思われたが、トップランカー同士の戦いでは一つのプレイで流れが変わったしまう。結局、フェデラーに追いつかれ、タイブレークに入っても自滅となる2連続ダブルフォルトで落とす。
ファイナルセット、フェデラーのミスから第2ゲームで先にブレークしながらの第3ゲーム、決めるべきポイントでボレーミス、フェデラーに5度のブレークチャンスを握られ、耐えるが結果、このゲームを落とし、フラストレーションはピークに到達。
第4ゲームはフェデラーがサービスキープし、勝敗の流れはフェデラーに傾きかける。
しかし、集中を取り戻したジョコビッチが第5ゲームをキープ、第6ゲームではフェデラーのダブルフォルトで2度目のブレーク。
第7ゲームはサービスキープ、第8ゲームのではフェデラーのセカンドサーブを攻撃し、2時間17分の戦いに勝利した。
昨年に続き、決勝で苦杯はなめたフェデラーだが、第1セットのファーストサービスの確率が52パーセントと低く、セカンドサービスからジョコビッチに攻撃を許した。第2セットではタイブレーク戦を制したものの、ファイナルセットもセカンドサービスがキーとなってしまった。