3月21日、BNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)シングルス準決勝。第2シードのR・フェデラー(スイス)が第6シードのM・ラオニッチ(カナダ)を7-5、6-4のストレートで下し、ジョコビッチとの決勝で3年ぶり5度目のタイトル獲得をめざす。
第1セット序盤は、ラオニッチの強烈サーブも安定して、両者サービスキープが続く。第11ゲームでラオニッチのバックのスライスがアウトして、フェデラーがブレークに成功し、次のサービスゲームもキープして第1セットを先取。
第2セットでも、第1ゲームからフェデラーがバックハンドのダウンザラインを決めてブレークし、最後はボレーを難なく決めて決勝進出を決めた。
ラオニッチは準々決勝で第3シードのR・ナダル(スペイン)を逆転で下してナダルから初勝利をあげ、大会初のベスト4進出を決めていたが、フェデラーに今回も自分のテニスをさせてもらえず、1時間26分でゲームセット。これでフェデラーはラオニッチとの対戦成績を9勝1敗とした。
決勝でフェデラーは、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。前戦のドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権男子の決勝ではフェデラーが勝利して大会2連覇と7度目の優勝を飾ったが、昨年のパリバ・オープン決勝ではジョコビッチに逆転を許して5度目のタイトル獲得を逃した。
確実に攻めのスピードを増したフェデラーの攻撃がジョコビッチの防御を打ち破るか、しのぎを削るトッププレイヤーの戦いは、いつもドラスティックである。
投稿 by ATP World Tour.