2月15日、男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハードコート、賞金総額659,070ドル、優勝賞金106,565ドル)シングルス決勝が行われ、第1シードの錦織圭(日本)が第2シードのK・アンダーソン(南アフリカ)を6-4, 6-4のストレートで下し、自身初・大会史上初の3連覇を達成。
そして、しゃれたインタビューコメント
優勝おめでとう!!今回のトロフィーは??
過去の大会では、ギター形のトロフィーでしたが、今回は、Gibsonの名器ES-335のメンフィスモデルを持っています。
2013年の優勝トロフィー、少年らしさいっぱいの錦織くんです。
2014年の優勝トロフィー、2年目なので、このトロフィーに相応しい持ち方となっています。
2015年の優勝トロフィーは本物のギター。ロックで舞い上がっております。
錦織選手がもっているギターは・・・Gibson/ ES-335のメンフィス・モデル
海外の記事ではthe 25 year old will take home a custom-made Gibson Memphis ES-335と記載。
なぜギターなのでしょうか?メンフィスとは・・・
ブルースの発祥地で、ロックンロールの中心地としても有名な都市で、エルヴィス・プレスリーの博物館がある。
そして、ロックギターでFenderと双璧をなす有名なブランド「Gibson/ギブソン」の工場があるんです!
メンフィスはESシリーズと生産拠点が分けられています。
ギブソン・メンフィス・ファクトリーは、2000年からESシリーズのヒストリック・シリーズ、コンテンポラリー・モデル、シグネチャー・モデルなどに特化し、1日に約50~60本のギターを製作。
ちなみにギブソン ES-335の愛用ミュージシャン
ES-335 チャック・ベリー、ラリー・カールトン、リー・リトナー、スティーヴ・ハウ
ラリー・カールトンのヒット曲「Room 335」は有名ですね。エリック・クラプトンがクリーム時代に使用していた335は、ブロックポジション・インレイ、グローバー・ペグ仕様で1964年製造のものです。
ちなみに同シリーズの愛用者は、
ES-330 ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン
ES-355 B.B.キング(ES-355TDSVのカスタム ルシールの愛称で有名)
メンフィスと聞けば、この曲が懐かしい!
ハービー・マン(Herbie Mann 1930年4月16日 – 2003年7月1日)、1969年のヒット・アルバム『メンフィス・アンダーグラウンド Memphis Underground 』
この軽快なフルートによるメロディが脳裏に焼き付いている人が多いのではと思いますが、ハービー・マンは当時のジャズ・ミュージシャンには珍しく、数多くのポップ・ヒットの作品保持者でした。ビルボードのポップ・チャート200に入る少なくとも25枚のアルバムを制作していたとのことで、大衆に受ける曲づくりには長けていたということです。
蛇足ですが、メンフィスはどこにあるのでしょう?
メンフィスオープンは1971年から開催されて今年2015年で45回目を迎える歴史ある大会です。全米オープンテニスが1881年からなのでその10年前から行われています。
しかし、全豪オープンは1905年から行われているので歴史としては浅い方なのかも知れませんね。アメリカ合衆国のテネシー州メンフィスという都市はミシシッピー川に面したところに位置しています。
人口は68万人、ブルースの発祥の地としても有名で世界最大の綿花と木材の集散地(生産地から産物を集めて、これを消費地へ送り出す所)として、発展する一方で奴隷市が開かれた歴史を持ち、現在でも約60%をアフリカ系アメリカ人が占めています。
忌野清志郎と中島美嘉はメンフィスの名誉市民となっていて、意外です。
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