Read Article

錦織圭、王者N・ジョコビッチの壁厚く決勝進出ならず!(2016 ムチュア・マドリッド・オープン)

錦織圭、王者N・ジョコビッチの壁厚く決勝進出ならず!(2016 ムチュア・マドリッド・オープン)

5月7日、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)シングルス準決勝。
第6シードで世界ランク6位の錦織圭は第1シードで同1位のN・ジョコビッチ(セルビア)に3-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、この大会2年ぶり2度目の決勝進出を阻まれた。

第1セット第1ゲーム、ジョコビッチのサービスで試合開始し、錦織が3ポイントを連取しいきなりブレークのチャンスを迎えるが、ジョコビッチも最後はサービスエースを決め、キープ。

第8ゲームの錦織のサービスゲーム。30-30でジョコビッチの意表を完全に突いたドロップショットがアウトとなる。粘ってデュースとするが、結果ジョコビッチにブレークでされる。
第9ゲーム、錦織のバックハンドクロスがネットし、ジョコビッチに第1セットを奪われる。

第2セット第5ゲーム、錦織は先に2ポイントを奪われながらサービスエースで盛り返すが3度のデュースの末、ジョコビッチがブレーク。
第9ゲーム、錦織はジョコビッチにデュースまで攻められ、厳しく左右に振られるが、耐え忍び、キープ。
第10ゲーム、ジョコビッチのサービング・フォー・ザ・マッチでは0-40と絶体絶命の場面で錦織がバックハンドのウィナーを決めてピンチをしのぐ。4度のマッチポイントをしのいだ末、錦織がブレークバックに成功し、ジョコビッチは今大会を通じて初めてのブレークを許す。

タイブレイーク戦、ジョコビッチは5-4の場面で強烈なサービスエースを決め6-4に。最後は錦織のリターンがネットにかかり、王者の鉄壁テニスの前に1時間58分で力尽きた。

ジョコビッチは試合を通して22本のウィナーを決め、今季男子ツアーで最多勝利数の32を記録した。今大会で優勝すると今季5勝目、さらにマスターズ最多29度目のタイトル獲得となる。

今回の対戦で錦織はジョコビッチに2勝8敗。2014年の全米オープン準決勝で勝利してから7連敗となった。直近は今年のマイアミ・オープン決勝戦で、その時も錦織がストレートで敗れた。

錦織の次なるステージはBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)。7日にドローが発表され、第6シードの錦織圭は2回戦からの参戦。

上位シード勢が勝ち進んだ場合、3回戦で第11シードのR・ガスケ(フランス)、準々決勝では第3シードのR・フェデラー(スイス)と第13シードのD・ティエム(オーストリア)のどちらかと対戦する。

ベスト4へ進出すれば、準決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードのR・ナダル(スペイン)のどちらかと戦うという、組み合わせとなっている。錦織圭が全仏の灼熱のレッドクレーで頂点を目指すには、まだ道は半ばでもある。

URL :
TRACKBACK URL :

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top