3月31日、マイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)シングルス準々決勝。
第6シードの錦織圭が世界ランク16位で第16シードのG・モンフィス(フランス)を4-6、6-3、7-6で破り、大会2年ぶりのベスト4を果たした。
第1セット第1ゲームで、錦織はサーブが安定せず、モンフィスに先にブレークを許してしまう。第4ゲームで錦織が相手のミスにつけ込みブレークバックするが、第5ゲームで錦織がダブルフォールトを犯し、モンフィスに2度目のブレーク。この1ブレークの差を返せずモンフィスに第1セットを奪われる。
第2セット第4ゲームで錦織が先にブレーク成功。その後は互いにキープしあうが、サービスが安定してきた錦織がリードを守って、第2セットを奪取、勝負を最終セットに持ち込む。
最終セット第3ゲームで、錦織が先にブレークするが、モンフィスが第8ゲームでブレークバックし、一進一退の攻防が続く。第10ゲーム、0-40とモンフィスのマッチポイントになり錦織は絶体絶命のピンチを迎えたが、なんとかしのいでサービスキープ。第12ゲームでも再びモンフィスのマッチポイントをしのいでタイブレーク戦に持ち込む。
タイブレークではギアを上げ、果敢に攻め続けた錦織が7-3で制し、フルセットの熱戦に幕を下ろした。
ファイナルセットで0-40という大ピンチを切り抜ける気力、そして身体能力の高いモンフィスとも戦い抜く体力があれば、マスター初優勝も近づいてくる。次なる準決勝も制し、トップハーフで決勝へ駒を進めているノバク・ジョコビッチとの雪辱戦を期待する。
4月2日午前8時(日本時間)から行われる準決勝では、世界ランク12位の宿敵ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と同26位の問題児ニック・キリオス(オーストラリア)の勝者と対戦する。