2月12日、メンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)シングルス準々決勝。
1シードの錦織圭と世界ランク93位のM・ククシュキン(カザフスタン)を6-2, 6-4のストレートで下し、4年連続ベスト4進出を果たし、4連覇へ一歩進んだ。
第1セット 第1ゲーム、錦織はトリプルのブレークチャンスを得るがあと1ポイントが取れず、ククシュキンがサービスキープ。
第2ゲーム、錦織は40-0からデュースまでもつれるが、サービスキープを堅守し、続く第3ゲームで先にブレークに成功。
第5ゲームでもブレークチャンスを活かせなかったが、第7ゲームをラリー戦で圧倒し、2度目のブレークに成功。
第8ゲームでブレークのピンチを迎えるが、サービスキープで第1セットを先取した。
錦織のファーストサーブの確率は64%。ファーストのポイント獲得率は72%でセカンドは50%。ククシュキンはファーストのポイント獲得率が55%でセカンドが37%。
第2セット、後のないククシュキンが攻撃的な展開で、第4、第6ゲームの錦織のサービスゲームのブレークを狙うが、錦織が粘り強く耐えてキープ。両者サービスキープの展開が続くが、第9ゲームでククシュキンが痛恨のダブルフォルトを犯し、錦織がブレークに成功。
錦織のサービングフォーザマッチである第10ゲーム、ククシュキンの勝負をかけたリターンなどがあり、ブレークポイントを握られる。R・ハリソン戦のような展開となったが、巻き返して最後は、錦織らしいフォアハンドウィナーでゲームセット。
5度目の対戦で錦織は対ククシュキン戦を5連勝とし、準決勝へコマを進めた。
準決勝では、予選勝者の西岡良仁を6-3, 6-4で下した第4シードのS・クエリー(アメリカ)と対戦する。
クエリーは、2010年のこの大会で優勝を飾っている長身のプレイヤー。リターンゲームでラリー戦に持ち込むことができれば、勝機は十分にある。