6月15日、ATP500のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)は第2シードの錦織圭は脇腹の痛みにより、シングルス2回戦とダブルス1回戦の棄権を試合前に発表した。
27日開幕のウィンブルドンに向けて大事を取ったようで、「まだ痛みがある。とても残念。ただ大事だとは思っていない。1週間ぐらいで回復する」とのことで公式ブログにも「ドイツのファンには申し訳ないです。リハビリをしてウィンブルドンまでには間に合うと思う」と綴っている。
錦織は13日に行われたL・プイユ(フランス)との1回戦第2セット途中でメディカルタイムアウトを取り、左脇腹を治療し、2回戦では世界ランク192位のF・マイヤー(ドイツ)と対戦する予定だった。同時にIMGで一緒に練習しているM・ヴィーナス(ニュージーランド)とペアで出場予定だったダブルスも棄権した。
錦織圭はウィンブルドンの前哨戦となるゲリー・ウェバー・オープンには今年で4年連続の出場。昨年は2年連続のベスト4進出を果たす激戦の影響もあり、準決勝で左ふくらはぎの負傷により途中棄権を余儀なくされた。
1回戦では芝の感覚に第1セットはとまどい奪われたが、逆転勝利、ボトムハーフを勝ちあげれば、トップハーフのR・フェデラーと決勝を戦う可能性があった。芝の感覚に慣れることを考えると少し不安を残す棄権となった。