ATPワールドツアー・ファイナルズ、グループＢの予選ラウンドロビン第2戦。
第５シードのアンディ・マレー（英国）が第７シードのミロシュ・ラオニッチ（カナダ）を6-3, 7-5のストレートで下し、マレーは同グループの錦織圭に並んで１勝１敗とする。

テニスというのは相性があるスポーツ。マレーはラオニッチとの対戦成績が1勝3敗と苦手な相手であり、2012年の全米オープン４回戦で勝利して以来、勝利していない。

ゲームの勝敗を分けたのは、やはりサービスを武器とするラオニッチのファーストサービスの確率で、第１セットでは38パーセントと低く、サービスエースはわずか１度のみ。
結果、マレーが３度のブレークチャンスを握り、１度のブレークに成功し第１セットを先取。

第２セット、先にブレークしたのはマレーだが、ラオニッチが第4ゲームでブレークバック。
ラオニッチのファーストサービスの確率が63パーセントと回復するがサービスエースは３度と本来のサービス主体の彼のテニスを発揮できず。

第11ゲームでマレーが第２セット２度目のブレークに成功し、サービング・フォー・ザ・マッチの第12ゲームをキープし、地元ファンの応援を受けたマレーが1時間31分のゲームに勝利した。

総当たりのグループ戦ゆえの面白さであろうか、現段階での予選ラウンドロビン・グループＢから準決勝進出の選手は決まっておらず、11月13日に行われる３試合目で決定する。

錦織圭が準決勝に進出するためには、目前の宿敵ラオニッチを倒すことが最低条件となる。