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楽天ジャパン・オープン 錦織圭が最後にギアを上げ、逆転勝利し、決勝へ。

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10月4日、楽天ジャパン・オープンシングルス準決勝。
第4シードの錦織圭(日本)が世界ランク62位のB・ベッカー(ドイツ)を4-6, 6-0, 7-6 (7-2)の逆転で下し、大会2年ぶりの優勝に王手をかける。

疲労が出たのだろうか。錦織圭の決まるはずのショットが今一つキレがなく、第1セットを先取された。

第2セットは、1段ギアをアップした錦織圭がゲームを失うことなく奪取し、イーブンとするが、メディカルチェックタイムをとり、臀部へのマッサージを受ける。

第3セットでは先に錦織圭がブレイクしたが、ブレイクバックされて、そのままタイブレークへ。
サービスが強力なB・ベッカーに有利かと思われたが、リターンでも優勢に立ち、7-2で制して勝利。

試合後のオンコートインタビュー
「第3セットでなかなかブレークが出来ない中、ブレークバックされて最後まで勝敗が分からないところで、タイブレークでまた1ギアあげられたと思います。最後の最後でこんなに最高のプレーが出たのは本当に嬉しいです。」と振り返った。

錦織は大会2年ぶり2度目の優勝をかけて、決勝では第3シードのM・ラオニッチ(カナダ)と2012年の大会同様に対戦する。

対戦するラオニチについては
「ラオニッチとは、今年2、3回も試合している仲なので、お互いやりにくいとは思いますが、全力でプレーするので応援お願いします。」とコメントした。

錦織とラオニッチは過去に4度対戦、対戦成績は3勝1敗で錦織がリードしているが、全米で負けた経験をふまえて、陣営は錦織対策を万全にして臨むにちがいない。

ATPファイナルに出場できるのはランキング8位まで。チャイナ・オープンで決勝に残っているベルディヒの成績にも左右されるが、ラオニッチに勝てば、念願の出場を叶えられる。

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