ありか、なしか！ #040【伊東市長の学歴詐称疑惑】 - 錦織圭 マルチ動画検索サイト

「卒業したと勘違いしていた」。静岡県伊東市長が口にしたこの弁明を、あなたはどう受け止めるだろうか。政策手腕があれば、経歴の些細な嘘は許されるのか。学歴と誠実さ、そしてリーダーの資質について考えてみたい。今回取り上げるのは静岡県の伊東市の市長が学歴を詐称していたとされる一件である。これに関しては、断じて「なし」である。この問題は、さまざまな視点から論じられている。だが、私の感想は、日本の社会がいかに学歴というものに対して歪んだ価値観を持っているかを象徴しているように思う。アメリカの大学、あるいは高校でもそうだが、まず1年生の最初に徹底的に教えられることがある。それは「チーティング」、すなわち「ズルをすること」は学問の世界において絶対に許されない、ということだ。この「チーティング」という言葉が指す範囲は広い。例えば、他人が書いた文章を、引用元を明記せずにそのまま自分のレポートに書き写す行為は、明らかなチーティングだ。他人の意見を、あたかも自分の意見であるかのように発表することも同様だ。人の成果物を流用する、これもまたチーティングに他ならない。なぜこれほど厳しく禁じられるのか。（続く）
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