"【講義アーカイブ】『成唯識論』を読む 第50回(講師:師茂樹)[2024年3月13日]" の動画はこちら
この動画をTwitterで共有! |
外部プレーヤー埋め込みタグ |
"【講義アーカイブ】『成唯識論』を読む 第50回(講師:師茂樹)[2024年3月13日]"のニコニコ動画詳細情報
【講義アーカイブ】『成唯識論』を読む 第50回(講師:師茂樹)[2024年3月13日]
【講義アーカイブ】『成唯識論』を読む 第50回(講師:師茂樹)[2024年3月13日]
『成唯識論』(じょうゆいしきろん)は、唯識思想を大成したとされる世親(ヴァスバンドゥ)の『唯識三十頌』に対する注釈書を、三蔵法師・玄奘(602-664)が編集・翻訳したとされる文献です。冒頭(第1〜2巻)で我(アートマン)と法(ダルマ)の実在を主張する諸説を徹底的に批判したあと、唯識思想の大きな特徴である八識説、すなわちアーラヤ識(第2〜4巻)、末那識(第4〜5巻)、六識(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識)と煩悩などの心所法(第5〜7巻)について説明されます。続いて、あらゆるものが識を離れないこと(一切唯識)について説明され(第7〜8巻)、空思想の唯識思想的説明である三性・三無性説が説かれます(第8〜9巻)。そして最後の第10巻では、修行の階梯が明らかにされます。※ 現在、第4巻を読んでおります。今回は、『成唯識論』の語法や、末那識と相応する心所法についての解説がメインです。東アジアにおける唯識思想はこの『成唯識論』の注釈・解釈を中心に発展しました。前近代の日本仏教において大きな勢力を持っていた興福寺が、根本聖典の一つとしていたことでも知られています。東アジア仏教、日本仏教を考える上で大変重要な文献です。これほど重要なテキストでありながら、現在のところ『成唯識論』を手軽に読めるような状況ではありません。本講義は、『成唯識論』の通読を試みるものです(したがって、全何回になるかはわかりません)。あまり細かい議論を追いかけることはせず、最後までたどり着くことを目指します。※ レジュメ( https://bit.ly/3VhtBsa )と現代語訳( https://bit.ly/49bs7DR )を配信しておりますので、適宜ダウンロードしてください。
動画ID:so43520320
再生時間:146:00
再生回数:再生回数:40 回
コメント数:0
マイリスト数:0
最新のコメント:
タグ:仏教学,唯識論,