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夜の訪問者【ラジオドラマ風・怖い話朗読】
夜の訪問者【ラジオドラマ風・怖い話朗読】
恋人の部屋というのは、どこか夢のような空間だ。生活感に満ちた香り、女物のシャンプー、洗面台の小さな歯ブラシ。男にとってはすべてが新鮮で、自分のものではない場所なのに、なぜか“安心”できる。彼女と付き合い始めたばかりの頃、そういう甘い錯覚の中にいた。彼女は一人暮らしの社会人で、俺は大学生。アルバイトとゲームに明け暮れる日々のなか、自然と彼女の部屋に転がり込むようになった。それが半同棲の始まりだった。だが、彼女にはひとつだけ問題があった。「元カレ」──彼女の言葉を借りれば、“未練タラタラで、ちょっとしつこい人”。電話がかかってくるだけならまだしも、部屋の前に立っていたこともあるという。真顔で話す彼女に、冗談の入り込む余地はなかった。「オレが話してこようか?」「やめて。体も大きいし、何するかわかんないよ」「警察に言えばいいじゃん」「前は好きだった人だし……私のせいで犯罪者になるのも、ちょっと……ね」その“優しさ”は、彼女の人柄をよく表していた。だが、それが後にあんな恐怖を連れてくるとは、この時は思いもしなかった。その年のお盆。彼女は一週間、実家へ帰省することになった。「私いないけど、部屋にいていいよ」その言葉を免罪符に、俺はゲーム機を持ち込んで滞在を決めた。まるで一人暮らしをしているようで、楽しかった。エアコンをつけ、カーテンを閉めて、昼も夜もなくゲームに没頭する……出典:https://kowaiohanasi.net/motokareno-houmon
動画ID:sm45044753
再生時間:2:51
再生回数:再生回数:12 回
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タグ:怖い話,怖い話朗読,ラジオドラマ