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伊地知ニジカ 奇跡の若人編


伊地知ニジカ 奇跡の若人編

ミカン科の常緑広葉樹またはその果実で、柑橘類の一種である。ユズの近縁種で、枝には鋭い棘がある。果実は緑色のうちに収穫するが、熟すと黄色くなる。果肉は黄白色で、多汁であり酸味が強い。果汁を搾って食用とする。共に緑色で収穫されるスダチと混同されることがあるが、カボスの果実が100 - 150 グラム程度であるのに対し、スダチは30 - 40 グラム程度と大きさが異なり、またカボスは果頂部の雌蕊の落ちた跡の周囲がドーナツ型にやや盛り上がるため、外観から容易に区別できる。主産地である大分県臼杵市では、江戸時代に宗源という医者が京都から苗木を持ち帰ったのが栽培の始まりと伝えられている。臼杵市内には、樹齢200年といわれた古木がかつてあり、2021年(令和3年)時点でも樹齢100年前後の古木が残っている[3] が、大分県外にはこのような古木はない。このため、大分県原産とする説がある[4]。カボスという名の由来は明らかではなく、文献で確認できるのも第二次世界大戦後のことである[4]。ダイダイの一種に「カブチ」「カブス」などと呼ばれるものがある。平安時代の深根輔仁による『本草和名』に、「枸櫞」「和名加布知」などの記述があり、現代でも和歌山県から三重県にかけてダイダイを「かぶち」と呼ぶ地域がある[5]。また、1603年(慶長8年)頃発行の『日葡辞書』には Cabusu の記載があり、1709年(宝永6年)に刊行された貝原益軒の『大和本草』にも「カブス」についての記載があって、その名の由来は「柑子」(かむし、かむす)が訛ったものとも、乾燥した皮を燻して蚊除けに用いるからとも記されている[6]。さらに、愛媛県の一部で三宝柑を「かぶす」、大阪府の一部で文旦を「かぼそ」と呼ぶ地域があった[5]。しかし、これらの柑橘類の名称と「カボス」との関連も不明である。漢字の...
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