シューベルト：幻想曲 へ短調 D940 - 錦織圭 マルチ動画検索サイト

Youtubeからの転載です（https://www.youtube.com/watch?v=uzjYQuDPi9Q）。シューベルトが作曲した幻想曲といえば、通常は「さすらい人幻想曲」D760を連想するかと思いますが、彼は生涯の全期間にわたっていくつも幻想曲を作曲しています。特に死の年である1828年には、4手ピアノのための「幻想曲」へ短調 D940を作曲しました。作曲の動機としては、1818年と1824年の二度にわたってハンガリーの貴族エステルハージ伯爵一家の音楽教師として雇われ、2人の娘マリーとカロリーネにピアノを教え、そのときに妹のカロリーネに恋心を抱き、その恋心をこめて作曲したとされており、完成した曲はカロリーネに献呈されています。D940の構成は単一楽章ですが、実際には大きく4つの部分に分かれており、「さすらい人」と同様に4楽章構成と解釈することも可能です。ピアニストが2人必要なこともあって演奏機会が多いとは言えませんが、最晩年のシューベルトの作曲技法が凝縮されており、4手ピアノのための作品としては音楽史上でも屈指の傑作と評価されています。マレイ・ペライア、ラドゥ・ルプー（ピアノ）
動画ID：sm35051837
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タグ：音楽,クラシック,シューベルト