Read Article

錦織圭、M・チリッチとの4回戦で2年連続無念のリタイア!(2016 ウィンブルドン)

錦織圭、M・チリッチとの4回戦で2年連続無念のリタイア!(2016 ウィンブルドン)

7月4日、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)男子シングルス4回戦。
第5シードの錦織圭(は第9シードのM・チリッチ(クロアチア)と対戦するが第1セットを1-6で落とし、第2セットが1-5となったところで左脇腹痛のため途中棄権した。

昨年のウィンブルドンもふくらはぎの痛みで2回戦の前に棄権。2年続けて不本意な形で大会を終え、期待された日本男子で1995年の松岡修造以来の8強入りを果たせなかった。
錦織選手は去年のこの大会をふくらはぎの痛みで2回戦の前に棄権していて、2年連続でけがで大会を去るという悔しい結果となった。

前哨戦のゲリー・ウェバー・オープンで負傷した左脇腹が3回戦よりさらに悪化した状態でこの試合に臨んだ。試合序盤から自分のサーブでも力が入らない状態でサーブのスピードが約40キロ遅く、サービスゲームをほとんどキープできず、またチリッチのサーブへの対応もできず、一方的な展開となった。

錦織は、試合後の会見で「前日からかなり痛みがあり、前の試合と比べものにならないくらいだった。なんとか乗り切れるという可能性を信じて、筋肉が切れるくらいまではやろうかなと思っていた。でも、よく考えたらあれで勝てるわけがなかった」と振り返った。
「四大大会、特にウィンブルドンで頑張りたい気持ちがあり、そのモチベーションだけで戦った。今大会は、人生の中で1番、ケガの痛みと戦ったというくらい力を出し尽くした」と、相当な痛みだったことをうかがわせた。
また、「同じ大会で2年連続で棄権するのは悔しいが、1年を通して見ると、大きなケガをしているのは、芝のコートの大会だけだ。あまり悲観せず、ポジティブに考えて夏に入りたい。とりあえずしっかり休み、治療に専念する」と語った。 

今シーズン最後のグランドスラムは、8月31日から始まる全米オープンだが、リオデジャネイロ・オリンピック(8月5日から8月21日まで)の参戦があり、怪我の回復とATPツアーの調整が難しくなる。

日刊スポーツより転載

錦 織01-6
1-5
1チリッチ

第2セット

    101112
錦  織            1
チリッチ        5

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

 再びスタンドから身を乗り出し声を張り上げるチャン・コーチに促され錦織が棄権を決断。昨年2回戦のヒラルド(コロンビア)戦に続いて無念の棄権となった

【第6ゲーム】 チリッチのサーブ。スタンドからは日本語で「錦織頑張れ!」の声も飛ぶが、ジュースから連続サービスエースを決めたチリッチがキープ

 第6ゲームに入る前にベンチの錦織にドクターが駆け寄り、痛めていた左脇腹の様子を確認する。スタンドで見守るチャン・コーチも身を乗り出して、両手でXマークを作り棄権を促すが錦織は続行を決断。第6ゲームへ向かう

【第5ゲーム】 錦織のサーブ。30-30からチリッチが高い打点からのフォアハンドクロスを決めるが、錦織もジュースに持ち込む。先にアドバンテージを奪った錦織だったが、最後はダブルフォールトでチリッチがブレーク。

【第4ゲーム】 チリッチのサーブ。40-15からサービスエースを決めたチリッチがキープ

【第3ゲーム】 錦織のサーブ。30-40から錦織の深い位置へのショットがわずかに外れチリッチがまたもブレーク

【第2ゲーム】 チリッチのサーブ。30-15から錦織のフォアハンドのショットが決まり30-30。シュースからチリッチのダブルフォールトで錦織にブレークバックのチャンスが訪れる。最後はストローク戦を制した錦織がブレークバックに成功

【第1ゲーム】 錦織のサーブ。15-40から最後は錦織がダブルフォールト。チリッチがブレーク 

 

第1セット

    101112
錦  織            1
チリッチ       6

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

【第7ゲーム】 チリッチのサーブ。40-15から最後もサービスエースを決めたチリッチが第1セットを先取。錦織は動きに精彩を欠きながら何とか勝機を探るが、チリッチの勢いを止められない

【第6ゲーム】 錦織のサーブ。0-30から錦織の鋭い角度のフォアハンドのクロスが決まり15-30とする。フォアハンドのクロスを決め40-30とした錦織が最後もポイントを奪い錦織がキープ

【第5ゲーム】 チリッチのサーブ。30-15からこの日9、10本目のサービスエースを決めたチリッチがキープ

【第4ゲーム】 錦織のサーブ。0-40からチリッチがラブゲームでブレーク

【第3ゲーム】 チリッチのサーブ。5連続サービスエースで15-0。30-0から連続サービスエースでチリッチが難なくラブゲームでキープ。錦織は動きに精彩を欠いた様子で厳しい表情を見せる

【第2ゲーム】 錦織のサーブに勢いが見られない。0-30から錦織のバックハンドのショットが決まり15-30。15-40からのストローク戦をフォアハンドのストレートで制したチリッチがブレーク

【第1ゲーム】 チリッチのサーブで試合開始。いきなり4連続サービスエースとエンジン全開のチリッチがラブゲームでキープ

URL :
TRACKBACK URL :

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top