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N・ジョコビッチ、R・フェデラーを圧倒し、大会2連覇へ王手!(全豪オープン2016)

Photo : http://www.ausopen.com/

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1月28日、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)男子シングルス準決勝。
第1シードで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのR・フェデラー(スイス)を6-1, 6-2, 3-6, 6-3で制し、2連覇と大会6度目の優勝を目指す決勝に進出した。

第1セット第1ゲーム、ジョコビッチは第2ゲームで早くもブレークに成功。フェデラーはジョコビッチにバックハンド側へボールを集められ、ゲームを作れず、完全に流れを掴んだジョコビッチのペースで第1セットをわずか22分で先取される。

第2セット第1ゲーム、フェデラーが先手を取って攻めるが、まるで錦織のようにアンフォーストエラーを重ねてしまう。
ストロークでも様々な回転を変えてジョコビッチのリズムを崩そうとするが、ジョコビッチのディフェンスの前にバックアウトを多く犯してしまう。
そして、このセットも完全にジョコビッチのペースで失ってしまう。

第3セット、冷静に試合を運んでいたジュコビッチだがスタジアムの観衆からの「ロジャー!」コールに押され、ネットプレーなどでプレッシャーをかけられたフェデラーに第6ゲームで初のブレークを許し、セットカウント2-1にされる。

第4セットは、雨により一時中断され、屋根を閉じたインドアでのプレーで開始となった。
要所でサービスを決め、両者キープが続くが、第8ゲームにフェデラーがスーパープレーを見せるも、ジョコビッチがブレーク。フェデラーは崖っぷちに追い込まれてしまう。
第9ゲーム、最後はフェデラーのバックハンドがネットにかかり2時間19分でゲームセット。

この試合のスタッツでは、ウィナーの数はジョコビッチ33、フェデラー34と同等だが、アンフォーストエラーはジョコビッチ20、フェデラー52と大きく差が開いた。
体を捻り、両足を広げてスライドしながらボールを追いかけ、守りから一気に攻撃へ切り替えるプレーにフェデラーも打ち勝つことはできなかった。

両者の対戦成績は22勝22敗のイーブン。今回が45度目の対戦で、その均衡がもろくも崩れた試合となった。

フェデラーは試合後、「ノヴァーク(ジョコビッチ)が今回くらい良いプレーをしていたのをこれまでも見てきていた。出だしからあそこまでのプレーをされると、その流れをどこかで止めなければならないのは、厳しい試合展開だった。」と振り返った。

ジョコビッチは「最初の2セットは、自分でも信じられないテニスが出来た。しかし、それはロジャー(フェデラー)と対戦する時に必要なことだった。」

31日の決勝戦では、第2シードのA・マレー(英国)と第13シードのM・ラオニチ(カナダ)の勝者と優勝をかけて対戦する。いったい誰が好調ジョコビッチを止めるのか、楽しみな全豪オープンとなった。

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